【肉料理ふくなが】サシに拘らず近江牛本来の旨味を追求したステーキとハンバーグッ!

日本一のハンバーグ

肉オタクな友人が私にこっそりと囁く。
「滋賀のふくながって美味いらしいですよ~」

うどんが主食と友人

へ~ ん?  滋賀?

大阪に行く時ついでに行ったらええやん!
貴重な情報ありがとう!
やはり持つべきものはグルメな友人だ!

早速予約の電話をしてみたら運よく1席ゲット!

大阪駅から東海道本線の快速で50分ほど揺られて守山駅へ。
まだ時間があったので駅前の施設の中のカフェで時間つぶし。

11時過ぎに徒歩で向かう。
駅からまっすぐに伸びる道をひたすら歩く。
15分くらい歩いて小さな川まで来たので
グーグルマップで確認すると橋の手前がお店でした。

真っ白い壁に「肉料理ふくなが」と。
店内は改装したばかりなのかとってもキレイ。

 

マスター かつて滋賀にあって銀座に移転した、「しのはら」の店主・篠原武将と同窓生

 

ステーキ屋さん特有の肉のニオイもないし、
スタッフも若いし清潔感が溢れてます。

カウンターの端に案内され、
注文はあらかじめお願いしておいたハンバーグコース。
ステーキコースもあったのだが量が分からないし、
初めてなので軽めでお願いしました。

 

今のサシと昔のサシは違う

まず初めに前菜のような感じで6品ほど出てきました。
ローストビーフ・コールドビーフ・焼肉のおろしポンズ

アキレス腱の似た者・冷しゃぶ・カリフラワーのムースにコンソメ
それぞれはサシもあまりなく別に他愛のないものに見えた

でも、肉の味がすごかった。
なんだかわからないけど、臭みはもちろんないし
噛めば噛むほどその肉のうまみがよくわかる。

ローストビーフにコールドビーフ

実は私、肉は好きですがローストビーフが嫌いだった。
今まで美味しいと思ったことないのですが、めちゃおいしかった。

途中で目の前の厨房の奥を見ると鉄板でハンバーグがスタート。
焦げ目を付けたと思ったらオーブンへ。
次はステーキだ。

室温に戻していた肉の塊をひっくり返しながら、
いろんな面を焼いていく。

焼いてるのを見る限りは普通の肉なんですが
ローストビーフが美味過ぎたので期待は高まります。

 

傍らではご飯の用意してますが、土鍋がなんとぉ~~!
中川一辺陶です。

皇室や帝国ホテル、
都内の一流料理店でも使っています。

中川一辺陶の3合炊き

 

わたしも昔、持っていたのですが、
その良さがわからず人にあげてしまいいまだに後悔してます。
店の若いスタッフに聞くと
「あぁ~よくわかりませんが信楽の方ですよね」って。

 

 

この土釜で炊いたご飯は冷めても旨い、冷めたほうが美味い。
そうこうしているうちにハンバーグとステーキ完成、ご飯も完成。

 

まずハンバ~~グッ!
半分に割ると中がとろっとレア。
そのまま箸でつまんで口に入れると、粒子が細かくて溶けます。

ゲキうまハンバーグ

 

 

この味はなんだぁ~!
これが近江牛本来の味なのか!
美味い!

旨味しかありません

醤油のタレも旨いのですが美味過ぎて
そのまま食べてしまいました。

肉のお吸い物も旨かった!
肉が美味いので

出汁になってもめっちゃ美味い!

 

一人で美味いうまい、と言ってると
マスターが話しかけてくれるようになった。

色々聞いてみると、
このハンバーグは毎日試食するらしいのですが
毎日その美味さに驚くと言ってました。

この旨さは単なるハンバーグではないです。

 

ステーキもサシがあまりないのでどうなんだろうと思っていたのですが
噛めば噛むほど旨味が込み上げてくるめっちゃ美味いじゃないですか。

サシがキレイに入ってるから美味いとか思っていましたが、
本当はそうではなく肉の旨さは肉本来にあるんでしょうね。

 

奥様(多分)が手作りの新ジャーエールも旨かった!

自家製のジンジャーエール

 

名店「くいしんぼー山中」の肉はここの肉だった

マスターと帰り際に話をさせてもらったのですが、
実家が但馬種専用牧場をやっていて、
自分の牧場で取れた牛しか使わない。

使っているのは肉料理ふくながと
京都のくいしんぼー山中さんだけ。スゴイ!

参考までにこちらのHPによると:
「肥育素牛は全て兵庫県産黒毛和種、いわゆる但馬牛です。
現在、全国には但馬の血を引く牛は数多く存在しますが、
本場である但馬地方を中心に淡路を含む兵庫県内で
生まれた純粋の但馬牛の雌子牛のみ導入、飼育している。
マルキ牧場の一番の目的は上質な脂身をつくることです。
霜降りの入り具合は牛の個々の能力によって様々ですが
霜降り肉に仕上がっても脂質が悪ければ、
せっかくの近江牛肉も台無しです。
ここ数年、高価な霜降り肉ほど
しつこくて食べれないと、よく耳にします。
寂しいことです。
牛肉自由化以降のブランド牛の乱立、
サシ入れ合戦の結末が霜降り肉は食べれない、
と言う結果を生み、和牛の値打ちが下がりつつあります。
昔は本当に良い牛肉はサシがあればあるほど
美味しい値打ちのあるものでした。
和牛の一つの魅力は間違いなく霜降りです。
ここ数十年の間、あまりにも経済性に比重を置きすぎた
改良及び肥育方法(増体量、霜降り重視)で
和牛のもつ本来の良さが薄れていっている気がしてなりません。
霜降りが敬遠されるから赤身肉に価値を求めるのではなく
霜降り肉でもしつこくなく、
安心してたくさん食べられる牛肉つくりを
目指すべきだと当牧場は考えます。」

こんなに情熱をもって肥育した但馬牛がどれほどうまいか。

最近はサシが多いと気持ち悪くて食べられないことがあって
年なのかとあきらめていましたがやっとわかりました。

確かに炭焼き鰻 瞬で勢戸章示さんの三田牛を食べた時も
胸やけもせず最後まで美味しく食べられた。

こんな牧場があって、
こんな肉料理屋さんがあってすごいですね。

次は夜に来てじっくり近江牛を味わいたい。

 

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肉料理ふくなが(ニクリョウリ フクナガ)
住 所 :〒524-0022 滋賀県守山市守山2丁目3−7
電 話 :077-596-5125
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30) /17:30~21:00(L.O.20:00)
定休日 :月曜・火曜
備 考 :

守山駅下車 西口を立命館守山高校を目指して直進。泉町信号角
(まっすぐ行けば分かります。向かい側にカナリア保育園のからくり時計があります)
守山駅から883m

 

 

 

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