【日本橋 蕎ノ字 】駿河湾の海の幸と富士の野菜

総合/4.7pt

料理/4.7 接客/4.2

雰囲気/4.2 CP/4.7

蕎麦で〆る絶品尽くしの天ぷら

 

私は天ぷらが大好き。

何度も足を運んだのは宮崎台の「美かさ」だが、
最近は大将の体調が思わしくなく、
予約困難でなかなか行けてない。

美かさの大将・・・お元気で。

森下方面の”天ぷらの神様”は個人的にはイマイチで
なんで神様なのかわからないが中国人は大好きみたい。

レンジフードが特徴的・・・

四谷方面の名古屋からきた天ぷら屋さんは
料理も天ぷらもめっちゃ美味しいのだが、
1人7万以上と意味不明な値付けだし(涙)

そんな中、周りの食通から
よく話に出るのが「日本橋 蕎の字」(そのじ)
静岡から来た蕎麦屋だというのだが・・

蕎麦で〆る絶品尽くしの天ぷら

2016年10月に静岡県島田市から東京に進出し、
2018年3年目にしてミシュラン1つ星を獲得。

静岡で天ぷらと言えば「成生」だが、
最近は人気が出過ぎて予約困難。
お店の対応も雑になってきたようだし・・・

成生で使う静岡の野菜

すでに予約困難

蕎の字に電話をしてみたら、
夜は2か月以上先まで一杯。

たまたま昼の席にキャンセルがあったとかで
運よく予約が叶いました。

場所は日本橋の大通りから下がったところで
落ち着いた雰囲気の残る日本橋らしいところ。

お値段以上「蕎の字」

店内はわずか9席。
大将を囲むようにL字のカウンター。
まだ新築の香りが残るようなきれいなお店だが、
美味しいお店特有のオーラが漂っているかのよう。

大将は幾つくらいだろうか。
若すぎず、職人として勢いがある感じだ。

語り口も爽やかだし、男前。
気配りもあってすごく感じがいい。

天ぷらと蕎麦との素敵な出会い。

突き出しが2品出て才巻からのスタート。
1本目はレモンと塩でお召し上がりください、と。

2本目は大好きな天つゆで食べてみたら・・・
これがドエライ旨さ!

さすが元・蕎麦屋!
天つゆが実は蕎麦汁(つゆ)だったのだ。

この蕎麦汁がめちゃ美味いもんだから
美味い天ぷらが更に美味くなってしまった。

こんな天ぷらは初めて!
美味すぎてビックリ!

駿河湾の海の幸と富士の野菜

話しを聞いていると、魚は駿河湾のもので
野菜は富士さんの麓で採れたもの。


シイタケ栽培の原木じゃなくて牛蒡

ちなみに奥さんだが優しくて好印象。


香りが強くて、美味い!

折戸茄子。
賀茂茄子の原型だといわれ、徳川家康が好んだとされる。
「一富士二鷹三なすび」のナスはこの種をさすとの説もある。

 

生でも美味いし、

 

揚げると中がトロッとして美味い!

 

 

春には駿河湾から桜海老が届いたり、
季節ごとの旬の魚が届くそう。
太刀魚と鱚

種はいいし、大将も奥さんも感じがいい。
これだったら成生はいらないですね。

突き出しから始まった料理は
どれも素晴らしかった。

締めが素晴らしい

美味しい天ぷらを食べた後は、
締めが素晴らしかった。

なんと天丼か天茶ではなく、
「もりそば」か「かけそば」の選択なのだ。

確かにそうですよね、蕎麦屋なんだから。

周りを見ると全員がもりそば。
美味い蕎麦はもりで食うのが鉄則。

 

でも、考えてみた。

天つゆ代わりの蕎麦汁が
あそこまで美味いってことは

蕎麦汁を出汁で割ったかけ出汁も美味いに違いない。
しかもかき揚げがある・・・
想像しただけでウマそうなかけそばだ。

目のまえに掛けそば置かれるや否や、
大将が揚げたてのかき揚げを乗っけてくれる。

「ジュゥ~~」と音を立てる。

やはり正解だった!

出汁の旨い事と言ったら・・・

蕎麦もしっかりコシがあって
出汁に熱さに負けないくらい。

その旨い汁を吸ったかき揚げの旨さ・・・

ヤバすぎます!

蕎麦屋の〆は蕎麦湯。
トロットロのそば湯、最高!

ミシュランは全く信用してないけれど、
たまにいい店に星を付けることがありますね(笑)

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日本橋 蕎の字(ニホンバシ ソノジ)
住 所 :〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2丁目22−11
電 話 :03-5643-1566
営業時間:昼の部・11:45・12:00 (14:00閉店)
夜の部・18:00・18:30・19:00 (21:00閉店)
※おまかせコースのみとなります
定休日 :月曜日。第二・第三日曜日 (不定休あり)
備 考 :

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