【揚雫】横浜に現れた、日本一のとんかつ
とんかつを食べる前から、ただ者ではない。
山下公園の近くに、すごいとんかつ屋があるという。
名前は「揚雫」。ヨウダと読む。
2021年4月に開店した、完全予約制のお店です。
今回は、初めて訪れた時の話。
予約の段階で注文するものを決めるのですが、
肉だけではなく、ご飯とキャベツのお替りまで聞かれる。
そこまで決めるんですか……。
そんなに拘っているのなら、期待するしかないですね。
この日はTOKYO Xのリブロースとヒレを定食でお願いしました。
ただ、ご飯とキャベツのお替りを頼み忘れた。
これが後で、めっちゃ悔やまれることになるんです。

最初に驚いたのは、一杯の水。
席に着くと、目の前にチタン製のタンブラー。
SUSgalleryの真空チタンカップ「Rock Mirror」です。
私もサイズ違いを持っているので、すぐにわかりました。
お水を出す器から、これですか。
感心しながら口をつけると、
その中の水が、また美味い。
塩素の匂いを感じず、水の味が濃い。
この水なら、何を作っても美味いだろうなぁ。
美味い水は美味い料理に通ずる。
私はそう思っています。
とんかつが来る前から、店主の拘りが見えてきました。
「脂が甘い」だけでは、言い足りない。
リブロースは、いわずもがなめっちゃ美味い。
白い衣のとんかつですが、
私がそれまで知っていたものとは違いました。

豚肉の臭みは一切感じず、肉の旨みがまっすぐに来る。
断面の半分ほどが脂なのに、
その脂が美味くて、食べ進めてしまう。

「脂が甘い」
そんな月並みな言葉では、生ぬるいですね。
添えられた山葵と山葵塩で食べると、これもいい。

肉そのものがすごいので普通の塩でも美味いと思いますが、
そこから先の食べ方まで考えてある。
ヒレも旨そうだったなぁ。

そして、脇にあるキャベツも侮れません。
瑞々しくて、噛むほどにキャベツの甘み。
切り方にも、きっと拘っているんでしょう。
ソースを少しかけると、そのソースまで美味い。
あっという間に食べきってしまいました。

美味すぎて、ご飯が足りない。キャベツも足りない。
ご飯が、とにかく甘い。
鼻に抜ける米の香りも、たまらない。

いや~、やっぱり日本人は米ですね。
銘柄は「あきたこまち」だそうです。
あまりに美味いので、クラシックコシヒカリかと思った。
あきたこまちって、こんなに甘かったっけ……?
水加減も、私には文句なし。
あぁ、さっきの水で炊いたのかな。
それなら美味いに決まってるだろ~、などと思いながら、
こちらもあっという間に空っぽです。
ご飯のお替りをお願いすると、
「予約の際にお聞きしてないのでありません」
おおぉ~、マジですか~!
それならキャベツを、とお願いしたら、
「キャベツも予約されなかったんで」
ぎぇぇ~、そんなんいやです(笑)。
そんなとんかつ屋ありますか、とは言えませんでしたが、
予約の時に聞かれたのは、こういうことだったんですね。
(現在はキャベツのお変わりは予約もできません)
お味噌汁も、いい出汁が出ていて椎茸の香り。
これも美味かった。

やっぱり、あの水なのかなぁ。
どう考えても、ご飯が足りない。
底なしに食べられそうな気がするんです。
次は必ず、ご飯とキャベツのお替りまで予約しよう。
これを書いていたら、もうめっちゃ行きたくなってきました。
とんかつを食べに、また横浜へ。

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揚雫(ヨウダ)
横浜・山下町にある完全予約制のとんかつ専門店。2021年4月開店。
住 所:神奈川県横浜市中区山下町25-16 ニューポートビル101
電 話:045-306-9268(予約はオンラインのみ)
アクセス:日本大通り駅から徒歩6分、元町・中華街駅から徒歩7分
定休日:月曜・火曜
本文は初訪問時の体験です。現在の予約方法や営業日・時間、注文方法は、下記の店舗案内をご確認ください。
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