【鮨おおが】堺の関西ぶっちぎりナンバー1のにぎり
総合/4.7pt
料理/4.7
接客/4.5雰囲気/4.0
CP/4.0世界のやま幸も絶賛
やま幸の山口社長が手放しで絶賛する「鮨おおが」
店主・大賀伸一郎
どうしても一度は行ってみたかった。
近くには「おさむちゃん」や「銀シャリ屋ゲコ亭」などがあり
何度も行っているのにここだけは訪問叶わず。
と思っていたら・・・拾う神あり。
やま幸の山口幸隆社長に聞いてみたら
なんと、特別にお昼に握ってくれるという!
(お昼の営業はやっていません)
なんと貸し切り!
なんと素晴らしい!
持つべきものは友人ですね。
早速、鮨好きな友人と訪問しました。
開店の5分前にお店に到着。
他のお客さんは来てるかなぁ~とそぉ~っと中を覗くと
「お待ちしておりました」
「今回は無理言ってすみません。よろしくお願いいたします。」というと、
「いえいえ、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と。
大将、めっちゃ男前で若い。
いい顔つきしてます。
纏ったオーラは清々しくも迫力があり、
旨いものを作る人の独特の空気があります。
お店は白木のカウンターに8席。
カウンターの内側も広めで仕事がしやすい感じ。
世間話もそこそこに大賀さんが出してきたのが
鮪の柵の見本、ではなく本日、やま幸から仕入れた鮪。
この日は氷見の定置。
少し前なら佐渡でしたが少し下がって氷見だった。
カマトロから背トロまで・・・
見ただけでもそのすごさが伝わってきます。
「す、すごいですね~めっちゃ美味そう」
と思わず口をついて出てきます。
「今日は他に誰もいないし、この鮪中心でやりましょう!」
「いいんですか~やったぁぁ~っ!」
「おっけぇ~でぇ~~す!」
本当はお昼からお酒は飲まないのですが、
嬉しくて酒でも飲まないとやってられない感じ。
ハイボールで乾杯して、
1品目が蒸し鮑と茄子の煮びたし。これが凄かった!
鮑の弾力・風味+茄子の香りに出汁の美味さ。
一瞬で大将の料理のセンスを垣間見た感じがした。
あまりに美味しいので「出汁がすっごいですね~」というと
「日本料理をやってたんで嬉しいです。」と。
2品目は鯛に海鼠腸。
海鼠腸を鯛の刺身で巻いて食べる。
堺で堪能する日本料理の世界がこんなにすごいとは・・・
3品目は鮪のが柵あまりにも見事なので見とれていると、
カマに近い部分の大トロを薄く取って炙ったもの。
特製の卸し金で卸した山葵を付けて。
山葵がなぜかドロドロでつ~~ンと利きます
定置の脂と山葵の風味が最高!
4品目はあん肝を潰して叩いた奈良漬けと和え、
最中の皮に入れて食べる。
どこかで見たような料理だが”あん肝&奈良漬け”は初めて。
5品目が天然鰻の白焼き。
目先が変わって美味しい。
6品目が一口素麺。
極細の素麺もいいのだが出汁がめっちゃ旨い。
ここからにぎり。
怒涛の15貫、そのうち鮪はなんと7貫+巻物。
赤身・中トロ×2・背トロ・血合いぎし・大トロ・カマトロ
定置の鮪がこんな旨いとは・・・
今まで自分がどんなに未熟だったか。
しかもいろんな部位を食べ比べるなんて初めての経験。
本来ならば固いはずの筋の部分などが柔らかく口の中でとろける様。
シャリは固めか。
鮨とかみのシャリに似てますね。
口の中にシャリが残るので
個人的にはもう少しだけ気持ち柔わ目が好みかも。
炙ったキンキは歯ごたえを残しつつも素晴らしい風味。
マグロに匹敵したかも。
小鰭はその仕事っぷりに感心するばかり。
聞けば、大賀家は4代続く鮨屋の家系。
雲丹が出た~と食べてみればめっちゃ旨い。
箱を見ると由良の雲丹。
「こんなに由良の雲丹があるの?」と聞くと
「毎日めっちゃ入りますよ」
えぇ~すごい!
あとで萩の赤雲丹も食べましたが
どっちも旨いなぁ~
いい加減お腹がいっぱいになった頃
「なんか巻物でいきます~?」で出てきたのがネギトロ。
ヤバイ!
「もう入らない!」と思ったらノドグロ丼が出て、
ペロッといってしまい、
「もうまじで無理」と思ったら、
本日のまぐろオールスターズ登場でまぐろ巻き。
はみ出す鮪巻きが反則の美味さ(泣)
ヤバイなぁ~
こんなにまぐろ食べて、お会計いくらだろ・・・
銀座だったら5万は超えてるな・・・
まぐろは豊洲だから高いんだろうな・・・
なんと2人で6万弱。
安すぎじゃないの。
大賀さん、ずるいよ~
めっちゃ旨すぎで安すぎで、大将カッコ良すぎで
間違いなく日本でトップクラスの鮨でした。
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鮨おおが(スシオオガ)
住 所 :〒590-0954 大阪府堺市堺区大町東1丁2−7
電 話 :072-221-1818
営業時間:17:30~ /20:30~ 2部制となります。
定休日 :木曜?不定休
備 考 :