【自家製麺 伊藤】東北・角館で一番有名なラーメン

総合/3.4pt

料理/3.4 接客/2.0

雰囲気/3.5 CP/3.5

”自家製麺 伊藤”の源流

東京・王子の「中華そば屋 伊藤」は
角館の店主の弟さんがやってて、

赤羽の「自家製麺 伊藤」は王子の次男、
西川口の「麺処 遊」は長男という具合。

つまり伊藤さんちはラーメン一家なのである。

この伊藤さんちのラーメン、
麺は中太のストレートで低加水か。

口当たりはツルツルには程遠く、
ボソボソ、ポキポキと言った方が的を得ていると思う。

スープは比内地鶏のガラからとったものに
煮干しがどっさりと濃厚。
濁ってはいるがしょっぱくて旨みもたっぷり

不思議とハマる

このスープにあのボソボソの麺が合うんです。
ハマるとクセになるパワーがある。

東京の店は何度か行ったことがある。

それぞれ味は微妙に違うが
どの店も個人的には大好きなお店です。

浅草や銀座にも出店しています。

その伊藤のラーメンの総本山が
ここ角館の「自家製麺 伊藤」なんです。

なのだが、、、、

秋田の友人に会いに行った帰りに時間が早かったので
角館で途中下車して「自家製麺 伊藤」に行ってみることにした。

お店は角館駅からタクシーで1300円くらいだったか。

お店に着くとそこは田舎の食堂然としておりますが、
どことなく風格があって名店のオーラが漂っておりました。

中はカウンターのみですが8席ほどか。
ゆったりとした造りで結構スペースがあったと思う。

私が入ったとき、カウンターの中には店主がいなくて、
券売機で食券を買って席に座ると奥の厨房から出てきた。

そして驚いたことに、
というか笑いそうになったのが、

なんとその頭には”シャンプーハット”が・・・

友人から「変わった方だよ」と聞いていたのですが、
その姿を見てなんとなくわかった感じがしました(笑)

いや、しかし、、
ラーメンとシャンプーハットは何にも関係がないので
ここは気を取り直して、ラーメンに期待をしました。
友人も「変わってるけど、美味い!」と言っていた。

シンプルなメニュー

具無しの「シナそば」600円でチャーシュー入りは「肉ソバ」780円。

肉ソバを注文したのですが
小さくてパサパサで筋のあるチャーシューが3枚。

齧ってみると出涸らしの様で何の味もない(涙)

「名物に旨い物なし」とも言いますが、
そりゃぁないでしょう、と思いながら麺を啜る。

起死回生か!
おおぉ~当然ですが、
この麺はまさしく伊藤の”麺”。

思い描いていたものよりちょっと細い気もしますが
自家製麺なのでこんなこともあるでしょう。(ナイカ)

スープが少しがっかりかも。
比内地鶏、煮干しは使っているのですが、
それぞれのバランスが悪く、
しょっぱさだけが印象に残るものでした。

サクッと完食して、「ご馳走様」と奥の厨房に声をかけ店を出る。

後ろから「ありがとうございました~」が追っかけてくる。

店を出て改めて周りを見ると
山と田畑が目立つ。

めっちゃ山里にきた気分です。

全国からここを目指してくる

一台のタクシーが止まり、
カメラを抱えた観光客が下りてくる。

やはり、「伊藤」は有名なんです。

今日はたまたま調子が悪かったんだと思う。

そうだ!
あのシャンプーハットは白髪染めをしていたんだと思う。
白髪染めが気になって美味く作れなかったのかも。

駅に向かうタクシーの中でまた来るかどうか、
いろんなことに思いを馳せて、

東京に向かったのでありました・・・(涙)

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自家製麺 伊藤(ジカセイメン イトウ)
住 所 :〒014-0300 秋田県仙北市角館町金山下115−66
電 話 :0187-54-3880
営業時間:11:00~14:00 日曜営業
定休日 :不定休
備 考 :


角館駅から695m

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